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デュラハンがノルの前に飛び出して剣でサビクの攻撃を受ける。
ノルはゆっくりと身体を起こす。
魔術の砲撃を放つとサビクは怯むのを見ると魔法陣を地面に出して金色の玉を放り投げる。
ビリビリと魔力を放ちながらサビクは金色の玉に吸い込まれそうになりながらも耐える。
魔力を込めると吸引の力が強まりサビクは金色の玉へ吸い込まれる。
金色の玉をポシェットの中に入れてノルはレサイアの元へと向かう。
レサイアは目がなく身体が不完全に形成されている蛇
ケバルライと戦っている。
魔力で盾を形成し攻撃を受けて金色の剣の魔術をケバルライへ放つ。
そんな姿をノルは見ていると身体の中の魔力が綺麗だが下手にあの場所に魔術を当てたらと思うと眉間に皺を寄せる。
「レサイア、動きを封じれるか?」
そうノルが聞いた瞬間だった。
洞窟内部をケバルライは闇で覆う。
真っ暗で辺りは見えずノルはウィスプを呼び出す。
生前に罪を犯し彷徨う魂だ。
魂の明かりを頼りに辺りをなんとか照らすが良く見えない。
ノルはレサイアを呼ぼうとしたが大きな魔力で作られた金色の剣が地面に刺さり辺りが照らされる。
「光属性にこんな使い方あるのか」
そう言いながらノルはケバルライの前に出ると牙を剥き出して迫ってきていた。
それを砲撃の魔術を放とうと構えるがレサイアが光の魔術で剣を作り出しケバルライの頭に突き刺す。
魔法陣をケバルライの真下に出して金色の玉を放り投げ封印する。
ステリの方も終わったようで近寄って来た。
「お前たち二人のおかげで何とかなった」
封印された玉を拾い上げ元の場所に戻しに行く事になった。
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