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ギルドから話しを聞き終えて黒い鎧武者を見た場所を教えてもらった。
ギルドを出て街中を歩いて行くと街中は平和そのものだ。
ここで何日か過ごすことになりそうだなと思い宿でも取っておくかと考えると「ノルさん、これからどうしますか?」とレサイアに聞かれると「まずは鎧黒い武者を探さないといけないのと何日か滞在することになるだろうから宿をとらないとな」
そう言うとミコの城にでも泊まれれば良いのにとノルが考えていたが情報を集めないといけないしなとノルはため息をつく。
「時間はまだ有りそうだし墓地にでも行くか」
そう言うと墓地へと向かう。
そこは何の変哲もない普通の墓地が広がっている。
辺りを見回すが見回すが変わった様子は特になさそうだ。
黒い鎧武者の目撃場所もそれぞれ違うし動き回っているのだろうか?
何か目的があって動いてるのかただ彷徨っているのか不明。
1人の老人に声をかけられた。
「ほかの国から来た人がこんな所に来るなんて珍しいね」
「ここはほかの国の人は来ないんですか?」
レサイアが聞くと「滅多にこないね。お嬢ちゃん達は誰かのお墓参りかい?」
レサイアは黒い鎧武者の事情を説明した。
「そんな話しを最近よく聞くね」
そう言いながら何かを懐かしむように老人は空を見上げていた。
「あの、馬鹿はまだ彷徨っているんだね」
レサイアとノルは顔を見合わせ詳しい話しを聞かせてほしいと言うと家へ招かれた。
家へ招かれるとお茶を振る舞われ老人はポツリポツリと話し始めた。
侍と魔術師と回復術師と忍者のパーティーが居た。
ギルドで仕事を受けてモンスターなどの討伐していたがある仕事を受けてから帰らなかった。
そして、そのうちの侍の鎧武者は老人の息子だったらしい。
その仕事の内容について聞いたが詳しい事はしらないと言われてしまった。
「あの馬鹿どもが彷徨っているなら何とかしてやりたけどね」
そうポツリと老人が言うとレサイアが「何とかしてみます」と言い出した。
「おや、お嬢ちゃんなんとかできるのかい?」
そう聞かれるとノルはため息をつき「その為に私たちが来たんだ。ここの国の長のミコに頼まれたんだ」
ノルが言うとミコの名前に驚いてどういう事だと驚いていると民の事を気遣っているんだろうとノルが言うと老人は少し笑みをこぼした。
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