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第2話 あぶないよ
「君みたいな小さい子がこんな夜中に出歩いてるのは危ないよ」
『ぼくはおにーさんこそあぶない人に見えるよ…?
さいきんはよるにこがらな[れんぞくさつじんき]が居るっておまわりさんが言ってたんだからね…!』
「フッ、まあそうか。でも安心して欲しい、
俺は警官で今、パトロール中なんだ。」
『ほんとに!?あのね、しらない人につれてかれそうになっちゃってね、ぼく、こわくて、にげて、お家に帰りたいんだ、、』
「そうなんだな、…ちょうどいい。俺が家まで送ろう。
と、思ったが生憎パトロールと離れちまっててよ、歩きながらだけどな。」
『ほんと!!やったぁありがとう!!』
てくてくてくてく…
『えーっとね!家はこっちだよ!!』たたたたっ
「おい!!走ると危ないぞーー!!」
『わっ、!!』「ッ!!」
ズルッ
ガシッ
「ったく、、ほら、走って行くから‥」『わっ!!ころんだぼくをつかまえてくれた!!
すごいすごいーー!』
「はぁ…‥
‥で、お前の家はどこだ?」
『うーんとね、ここだよ!!ドアがおにーさんより大っきいんだ~!』
「俺が小柄なのを気にして…
でもまぁ、今度は危ない人に捕まらないように、な、、?」
『うん!!!
お兄さんも、
ジャカ
バン!!!!!!!!!!
今度は僕みたいな危ない人に捕まらないようにね?』
君みたいな小さい子がこんな夜中に出歩いてるのは危ないよ
おにいさんみたいなけいさつがよるにあるくのはあぶないよ
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