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戦乙女信仰と儀式についての簡単な口伝
ミドガルズ大帝国と他民族国家カドモスの間に、小国家が誕生した。
名前はニーベルンゲン。別名「信仰国家」と呼ばれる。
ニーベルンゲンには、現実に存在する戦神と称される巫女「戦乙女ヴァルキリー」を信仰する文化があった。
戦乙女ヴァルキリーが戦場に立てば、必ずや自軍ニーベルンゲンに勝利をもたらすと言われている。
戦乙女ヴァルキリーは黒髪の女。
戦乙女ヴァルキリーは神通力を操ると言われる。
そして、
戦乙女ヴァルキリーは神に捧げる“儀式”を行うことで民にさらなる恩恵を与えるとされていた。
儀式とはすなわち他者とのまぐわい。
行為によって精神を高揚させ神と意識を共有することだという。
神通力や儀式などのこうした事象を時代錯誤的だと指摘する学者は多くいる。
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こちらはいわゆるプロローグ的な感じで、物語は次話から始まります。
よろしくお願いします。
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