雷鳴よ、俺に轟け

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俺は自然と、自分達の歌の名前を口にしていた。 同時に、真っ直ぐに――まさに、俺の言葉に導かれる様に、俺の剣に落ちる雷。 雷はそのまま剣に宿り、剣からは銀色に輝く稲妻(いなづま)が立ち上った。 そんな俺を最大の脅威と見做(みな)したのだろう。 大きく鳴き声を上げながら、怪鳥が全身で突っ込んで来た。 俺は、雷を纏う剣を大きく振り上げる。 そうして、稲妻を剣から放つ様にして怪鳥を切りつけた。 瞬間、本当に剣から放たれた雷が見事に怪鳥に当たり、その全身を焼き尽くす。 悲鳴を上げて地面に墜落する怪鳥。 その死をしっかり見届けてから、俺はシュネーを抱きかかえると、家に戻った。
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