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あとがき
この度は『この想いが君に届かなくとも…』を最後までお読み頂き、ありがとうございます!!
今回は初めて『いけない恋』という『浮気』を題材に筆を取らせて頂きました。
オメガバースを軸に優太と一平が『いけない恋』に出会い、二人で紆余曲折しながらも『本当の形』を見つけ出していく物語を書かせて頂きましたが、正直書きながら難しいなと感じたのが正直な感想です(笑)
現実にも『浮気』とか『いけない恋』っていけないことなのかもしれませんが、その気持ちの裏には『こんな真実がある』『二人にしか分からない真実がある』というちょっとした生々しいところも描きたい、これが現実にもあるのかもしれないと思い書き上げてみました。
身体だけを求めていた優太が見つけた『本当の恋』に自分という存在を隠し、幸せという言葉を捨てた一平が見つけた『本当の恋』
自分という『存在』を隠し生きている人は、恋という形ではなくても、多く存在していると思います。それが、どんな形なのかはその人にしか分かりません。
恋なのか、家庭なのか、恋人なのか。
はたまた仕事なのか、同性愛者なのか。
その形は、本当にそれぞれだと思います。
その中で『本当の自分』を切り開いてくれる『存在』に出会えた時、その人に助けて欲しい、その人の傍に居たい、幸せになりたいと思うことに罪はないのかもしれません。
『意味をなくして、君に巡り合ったわけじゃないことは、君自身だって分かってるんじゃないのかい?』
『全てが罪なわけじゃない、救われることだってある。それを切り開いてあげるのは、君なのかもしれないよ?』
作中で大輔さんが発したこの言葉。
自分でもそれはあるかもなーって思いながら作者ながら書いてて、納得したところです(笑)
どんなものにも意味がある。
それが『誠実な恋』でも『いけない恋』でも。
そして、最終的に二人は二人だけの『本当の形』を見つけて、二人だけの『道』を歩みだしました。
結構、この手のものだと『いつかまた会えたら…』とか『もう二度と君には会えない…』とか、そんなパターンになるのかもって俺自身も思っていましたが、それこそ『浮気』の全てがバットエンドでは無いのかもと思い、今回はハッピーエンドになるように仕上げました。
紆余曲折したとしても大輔さんの言葉の通り『浮気』の全てが罪なわけではない。救われることだってあるかもしれない。それがどんな形であれ『本当の幸せ』で歩んでいってもいいんだ、自分を隠して生きていく必要なんてないんだ。
そんなことをこの作品を通して、少しでも感じて頂けたら嬉しいなと思っています!
いっつもあとがきが上手くまとまらなくて、本当にごめんなさい!(笑)でも、優太と一平にはこれからの『道』も幸せであって欲しいと思うのは、書き手の俺も思うところです(*´ω`*)
そして、今作は2024.9.24に開催される『J.GARDEN56』にて文庫出店します!
沢山の方にこの作品を触れて頂けると嬉しいです!(*´ω`*)
最後になりますが、ここまで優太と一平の『いけなくも真実の恋』に最後までお付き合い頂き、本当にありがとうございました!!
(翔)
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