Lass mich immer an deiner Seite sein.

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施術後 虚脱しているふたりに 「はい、お疲れ様でした。お二方お顔がスッキリされましたよ。」 スタッフが声を掛けた。 ふ、とアレクサンドラがレオンを視認すると 「ぐはぁっ、イケメンが更にイケメンに」 手で目を抑えた。 「な、何言って…サーシャ様だって、」 ふたりのやり取りを見ていたスタッフは笑顔で、『リア充爆発しろ』と思いつつ唇を噛ん でいた。 『ありがとうございましたー。またのお越しをお待ちしております。』 エレベーターに乗り、部屋に戻る道中 「折角、お互い綺麗になったんだからさ、」 とアレクサンドラが提案する。 「?はい?」 ヴィトゲンシュタイン領 ノイシュテッター写真館 「すまない。予約はしてないが、撮影してもらえるだろうか?」 アレクサンドラが店主に伺いを立てる。 とうに 70 は過ぎてるであろう店主は、白髪を短く刈上げ、度のキツい眼鏡をかけた顔を 上げた。
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