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「やあ、レオン君。よく来たね!待っていたよ。」
と挨拶をした。
「侯爵様先日はありがとうございました。」
とレオンは挨拶すると、ディアナ(アレクサンドラ母)の方を向き
「公爵夫人、お初にお目にかかります。僕はレオン=ミュラーと申します。今日はお会い出来るのを楽しみにして参りました。」
丁寧に挨拶した。
「私も楽しみにしていましたよ。気兼ねしないで、ゆっくりしてらして?」
ディアナは柔らかく笑い、そう声をかけた。
「レオンから手土産を頂きました。酒は父上、菓子は母上にだそうです。」
アレクサンドラが両親に話すと
「おや、これは気を使わせてしまったね。」
エリアスが申し訳なさそうにレオンに言った。
レオンはウフフと笑うと
「心証がよいようにと、賄賂です。」
冗談を言った。
「立ち話もなんですから、応接間にどうぞ。お茶を用意しました。」
ヨハネスが案内をする。
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