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「ですか、」
「あの、サーシャ様?」
話が思った方向と違う方に進むので、レオンは困惑した。
「今のままだと、風邪もひけんぞ?よくこなして来たな?」
「歴代の執事長はそうして来たので、」
「そういう古い体制は改革されるべきだ。」
「でも、」
「サンドラが心配してるのはね?」
とディアナが口を開く。
「貴方の健康を気遣っての事だと思うの。多忙で病院にかかれなかったり、早期発見すれば助かったのにとか、下手すると過労死するおそれもあるって事よね?陛下の執事長と言う仕事は誉れだけど健康害してまでの事?を言いたいのだと思うわ?」
「母上に全部言われましたな。」
エリアスは思案顔で
「…娘とは一緒になろうとは考えているのかね?」
と、レオンに聞いた。
「はい、勿論。行く行くは」
「そうなったら、君1人の体ではない。家族になるのだから。心配するのは当たり前の事だろう?」
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