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「先代の大公陛下の親衛隊隊長をしてたんだそうだ。」
「あー、そうなんですね。だから陛下の事呼び捨てなんだ。」
「おばあ様にしてみれば、息子みたいなもんじゃないのか?」
「へー、サーシャ様の小さい時の写真も見たいけど、おばあ様の若い頃の写真も見たいな…」
祖母の肖像画を眺めるレオンに
「私の写真はあるけど、おばあ様のは本人が持って行っちゃってると思うぞ?」
と告げた。
アレクサンドラに向き直ると
「じゃあ、サーシャ様のお部屋で写真見ましょう!」
満面の笑みで言って来た。
アレクサンドラ 自室
『ようこそいらっしゃいませ、レオン様』
ミラとミアを見たレオンは固まって、思わずアレクサンドラの方を見た。
「うん。双子なんだ。」
うん、うん、と頷きながら説明する。
「初めまして、お邪魔しま…」
「おそれながらレオン様、」
「はいっ?」
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