旅行

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旅行

私は祖母に旅行に連れていってもらえることになり、祖母が連れていってくれるということは温泉とかゆっくりできるところだろうと思い、何も聞かず、そのままついて行きました。 まず電車に乗り、珍しく、船に乗りました。そして、着いた先は小島のようなところでした。 着いた時はよく晴れていて、祖母と少し探検がてら散歩をしていると急に雨が降ってきたのでそのまま宿に帰りました。 すると、私より歳上…20代後半くらいの女性も走りながら入ってきました。 同じこの宿に泊まる人かな。スタイルが良く、ショートカットで元気な感じの女性のようでした。 少し見ていると、エレベーターに乗って自分の部屋へ戻って行ったようです。 祖母は、早いけどこのままもうお風呂に入ろうと言い出したので、部屋にタオルと着替えを取りに行って入りに行きました。そうすると、さっきの女性も入っていました。何か熱心に血相をタオルを洗っています。気になったけれど、話しかけれる訳もなく、普通に体を洗ってお風呂に浸かりました。それでも何かを洗っています。そんな私の視線に気付いたのか一瞬私をすごい目で見てきたのですぐ目を逸らし、怖くなってきた為、いつもは長く浸かるのですが、そのまま出て、さっさと服を着て髪も乾かさず、祖母と部屋に戻りました。 その後、夕飯を食べて今日は早めに眠りに付いたのです。 祖母に起こされ、気付いた時には朝6時を回っていました。 「私朝風呂に行ってくるからね」 と言われ、まだ風と雨の音がうるさかったので私はそのまままた寝ることにしました。 電話の音がして起きて寝ぼけたまま受話器を取り、返事をする。 「フロントでございます。朝食は7時半と聞いておりましたが、ご変更でしょうか?」 よく見ると、もう8時になっている。この言い方をしているということは、祖母もまだ行っていないのだろう。そう考え、寝坊したということと一応8時半にと伝え、祖母を探しに行くことにしました。 鍵を持ってお風呂へ行ってみたが、祖母はいない。どこへ行ったんだろうとトイレや、一旦部屋へも戻ってみるが、いないようだ。入れ違いになったのかもともう一度戻ってさらにそれを繰り返したが、いません。 もう8時半になろうしていたので仕方なく、フロントに向かいました。
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