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むかしむかし、太陽のもとに生まれし王が、大陸の南に国をおこしました。
そうして少したったころのことです。王都こそ整備され、栄えていたものの、地方はまだ混乱の中にありました。
盗賊なども多く、ひとびとが安心して暮らすことができなかったのです。
王様はなんとかしたいと思っていましたが、山づみの問題を解決するのに大いそがしで、なかなか手をつけることができませんでした。
そこで王様は、4人の息子に4つの地方の統治をまかせることにしたのです。
息子たちは快くひきうけました。
王様は、自分の身につけていた装飾品を4人にそれぞれ分けあたえ、公爵の位をさずけました。
4人は東西南北の4つの地方にちらばり、その土地の領主をつとめ、王様と協力して国をりっぱにおさめました。
これがアストウォーリア王国の始まりです。
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