第1章:生徒会選挙

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第1章:生徒会選挙

私の名前は吉永結衣(よしながゆい) 黒髪ロングにスカートはひざ下、第1ボタンまでしっかりしめて廊下を歩く。 この学校の生徒会長を務める高校3年生。 「会長、ここチェックお願いします」 「分かった」 何でも出来て。 「結衣ちゃん、実は相談があるんだけど……」 「どうしたの?」 頼りがいがあって。 「結衣先輩って何でも出来てカッコいいよね」 「本当、お手本みたいな生徒会長だよね~」 誰もがあこがれる人。 そんな女性になりたくて、私は日々努力をしている。 「会長、先生から学校行事の件で呼び出しです」 「ありがとう、今行く」 名前で呼ばれるよりは、生徒会長と呼ばれることの方が多い。 私はそれを誇りに思っていた。 みんなの代表である生徒会長でいるために、しっかり役割を果たさなくてはいけない。 うちの学校の生徒会メンバーの選出は学年関係無しに学校全体の投票によって決められる。 私は2年の頃に、立候補して演説後。
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