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「そ、それは……確かに。わかりました。覚悟します」
ぷっ、覚悟しますって何だ?その顔。面白い奴だな。
「よし、そしたら明日急いで荷物を運んで今月末には解約にしよう。来月から俺のところへ住所を変更する。ただし、うちは人事だし、下手やると他の人に知られるぞ。今も春日は黙ってくれているから助かる」
「……ほんとうにそうです。いい人ですね、春日課長」
「まあな、腐れ縁だが、いいやつにはかわりない」
「じゃあ、とりあえずお兄さんに連絡するか?面倒だから実家へ行くか?」
「時期的に来月から忙しくなると思うんです。課長の異動はいつになりそうなんですか?」
「ああ、俺も来月だな」
「じゃあ、今月末あたりに思いきって一度帰ります。その時一緒にどうですか?」
「せっかくだから、一泊して帰るかな。周辺を案内してもらってもいいかもな」
「はい、お任せ下さい。どこか宿をとりましょうね。うちに泊まれって言うかもしれないですけど。それでも大丈夫ですか?」
「きっと酒を飲まされるからそのほうがいいのかもしれないな。そっちに任せるよ」
「はい。あ、そうだ。えっとその……」
「なんだ?」
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