突然の縁談~沢島side3

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 本当に、塩と砂糖がよくわかってない女なんて初めて見た。ひどすぎる。まじであのときはこいつとはいられないと思ったときがあった。  それがどうだ?少し教えただけで、今では結構料理が一通り出来るようになった。やはり血かもしれない。 やりだすと勘がいいというか、口では説明出来ないところもある。  その日の夜は会席料理屋の材料をなんとかオレ流に作って食べた。素材がいいと何を作ってもうまい。  俺のフルーツケーキも少しデザートで食べたがうまい。俺はやっぱり作るのが好きだと痛感した。  すみれのお陰でトラウマから脱出できた。そして、元の道へ戻れるようになった。  あいつは気づいていないが、俺にとってすみれはそう言った意味でもとても大切な存在だ。  彼女の見合いをぶち壊すためには何でもしようと決めた。
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