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出会ったあの日から毎日放課後になると約束していないのに屋上に行くようになった
ガチャ
『ちょっと桃花ちゃん遅刻やで〜!!』
「なんで私の名前知ってるん!?」
『そこら辺の知らない女子に聞いた』
「うん、その子らの名前覚えてあげ!多分雪城くんのこと好きやしw」
私は雪城くんにトランペットを聞かせるのが日課になった。
♪♪〜
『ブラボーーーー!!!!』
「ありがとう(*^^*)」
『笑った顔初めて見た!!』
「そ?」
『うんw』
こうやって私たちは初めてを重ねていった。
1つ教えるとしたら
先生に追いかけられたことかなw
「もう夜だね~!」
ガチャ
『誰や??』
「お前らこんな時間に何してんねん!」
「ヤバっ!」
『桃花こっち!』
絶対この後説教だよぉ
「こらぁ!まて雪城ぉぉ」
『うっさいなぁ!』
「どうするの雪城くん」
『桃花はこのまま帰れ俺は怒られてくるよ!』
「なぜに?」
『このままだと2人にあいつに捕まるぜ!」
この時雪城くんの足が止まった。
雪城くんごめん!
私の分まで怒られてくれ!
「おい!雪城今何時だと思ってるんや!」
『6時?』
「11時やああ!」
『だからなんですか?』
「お前なぁ今日仕事ちゃうのか?」
『せや!わすれてたあ。てことで先生さよーならー』
「許したわけじゃないぞー」
これが初めての先生に追いかけられた思い出だった。
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