4人が本棚に入れています
本棚に追加
今日は病院に行く日
病気は多分進行している
最近力が入りにくくなったのがわかるから...
『笹谷さ〜ん!どーぞ』
きっと陽と離れ離れになるのはそう遠くではないと思う
『病気は進行していますね。少しでも進行を遅らせたいと思いますか?』
陽と生きていけるならなんだってする!
「はい!出来れば長く生きたいです!」
『なら、都会である大阪ではなく田舎に行くことをオススメします』
普通の病気なら大学病院とかある都会をススメルでも....私の病気は治らないから。。。
「そうですね...考えときます!」
そう言い病室を後にした。
どうか、安井先生の結婚式まで待ってください。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
安井先生の結婚式まであと1日
その日の朝は起きる事が出来なかった。
体が動かなかった。
「どうしてお動いてよ!!まだ私元気だから!!動いてよ!!」
『桃花どうしたの?』→母
「(泣)」
『大丈夫だから、大丈夫よ桃花』
「もうっ私っ無理だよ。陽の前で笑顔で居られる気がしない」
『私と田舎に行こ!陽くんはいい子だってわかる!だけど桃花を支えることはできない。明日お別れしてきたら?』
私は涙が止まらなかった
全身が動かないのがこんなに怖くて苦しい事だったなんて
それよりも陽と離れなきゃいけないのが苦しい
『桃花....あなたはよくやったは!』
「あーー(泣)私がいなくなったら陽はどうなるの?」
『陽くんはアイドルだし大丈夫よ』
「陽は、繊細だから!」
『桃花あなたの命は1人の男の子に預けられない!過保護でごめんね。』
明日私はどうしたらいいのだろう
私たちの関係に終止符なんて打てない
陽「愛してるよ』
最初のコメントを投稿しよう!