幸せ

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雪城side 俺と聖は歳は違うが幼なじみだった 幼なじみというか姉貴みたいな感じだ 聖は桃花と同じでトランペットを吹いていた。 そして、俺は聖のことが好きだった... 〜中学生の頃〜 俺が中1の時聖は中2だった 「陽〜!ネクタイズレてるよ!」 『ほんまや!サンキュー」 「先輩なんやから敬語使わんかい!」 『聖を先輩だと思ったことないし』 思春期だとういうこともあり結構聖にはツンツンしていた。 そんな俺にも学校内でも聖は話しかけてきた 「陽!」 『なんで学校の時も話しかけてくるだよ!』 「いいじゃん!ていうかジャージ貸して!」 『はっ!?』 「忘れてたのええやろ!そんぐらい!」 そして聖はサバサバしている。 でもトランペットを吹いてる聖は輝いていて話しかけられなかった。 桜の木が近くにある学校の屋上でトランペットを吹いていた。 ♪♪〜 聖の音色は人を魅了する力がある 『聖は高校でもトランペット続けるん?』 俺がそう聞くと聖は濁す 「それよりもさ、陽は部活決めた?」 『サッカー部にもう入っとるけど...」 「そっかごめん!」 何か隠してることはすぐ分かったでもこれ以上は踏み込まなかった 俺にはどうにも出来ないから 聖を幸せにするには早く大人にならなきゃ 聖を支えるために俺は早く大人になりたい。 『大丈夫か?』 そう聞くと 「何が?全然大丈夫だけど(*^^*)」 桃花と同じ気持ち悪い笑顔で答える その時は大丈夫じゃないっていうSOSだった 『そっかなら良かった!』 この時もっと心配してあげれば何か変わってたかもしれない。 だから桃花の時は心配するようになった。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ そんな俺は中2になり 聖は中3になった 「いっぱい遊んであげられないね〜!」 『別に俺はお前と遊びたくないし...』 「そっかw」 遊んであげられないは受験生だからと言う意味だと思ってた... なのにこれからあんな事が起こるなんて俺は予想もしなかった。
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