高校

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雪城side ガチャ ♪♪~ 『桃花!」 「雪城くん!?」 8ヶ月ぶりの再会だった お互いなんて話したらいいかわからずいつも通りに練習した。 ♪♪〜 これじゃダメな気がする。 今回何かアクションを起こさないと本当に会えなくなる気がする... 「あのさ!』 「なに?」 『えっと...』 こんな時に話す内容が出てこない。 「久しぶりだよね!あの日から卒業式まで会えないなんて思わなかったw雪城くん忙しいんだもん!」 『悪い...」 「あの時の返事なんだけど!私も雪城くんが好きです!」 『えっ!?』 「ずっと雪城くんにこの音色聞いて貰いたいって思った。一緒にいないとなんか寂しいし!」 『ほんまに?』 「ほんま!」 こうして俺たちは付き合うことになった。 ガチャ 「重岡~!良かったな!」 『うわっ!安井じゃん!」 「安井先生お久しぶりです!」 「久しぶりだな笹谷!ほんとお前らのこと推してたからなw」 『何が推してただよ!邪魔しかしなかったくせに』 「雪城が笹谷に会えなくて苦しんでる日々を見てきたからな(*`ω´*)ドヤッ」 『はっ!苦しんでないし!』 「えっ!雪城くん会えなくて苦しんでたの?」 「だから別に!』 「私は嬉しいよ陽(*^^*)」 『えっ!?今陽って!!』 「何言っての雪城くん?」 『絶対陽っていってたやん!』 「言ってないしw」 安井side 俺は笹谷と雪城なら大丈夫だと思う。 俺は2人を1年生の頃から見てきた。 2人が直接関わるようになったのは 3年生だか、雪城はいつも屋上のドアの前で笹谷の音色を聞いてた。 そして嬉しそうに歌詞を書いてた 2人が卒業したらつまらなくなるな でも、また他の生徒を見つけようと思う そうしなきゃ先生なんてやってられない。 「お前らなんかあったら俺に言えよ!」 『おう!安井には相談のって貰うぞ!』 「私も!安井先生に相談しますね!」 「おう!2人は大丈夫だと思うけど一つだけ、記者には気おつけろ雪城はアイドルだからな!」 『はい!』 桃花side この後安井先生と別れて陽と2人で歩いていた。 「初めてじゃない?屋上以外で2人で居るの!」 『確かにそうやな!』 「これからはいつでも会えるね!もちろん仕事優先してよ!」 『最近少しずつやりがい感じてて』 「すごいじゃん!私もトランペット頑張らなきゃ!」 『俺と約束してくれない?』 「約束?」 『そ!俺がもしデビューしたら俺と桃花の曲を作って俺が歌桃花がトランペットで曲出そうぜ!』 「何それめっちゃいい!」 『だろ!』 この時だった 私の夢が決まったのは。 夢がないからトランペットを極めといて良かったと思えた 大好きな大毅と曲が作れるなんて私には夢でしかない でもこの後私たちには最悪な運命が待っていた......... そんな事も知らず今はただただ幸せで仕方なかった。
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