別れ

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てか、陽帰っちゃったし... どーする? 1人寂しく帰っちゃう? 『そこの君〜!』 なんで怒ってんだろ。 『だからそこの君〜!』 私なんか悪いことしたっけ? なんもしてないと思うんだけどな... 『あ~もう...笹谷ちゃん!』 「は、はい!?」 まって...ダレ? 「あの誰ですか??」 『そっかマスクもメガネもつけてたら不審者やね』 目の前の男性はマスクを外し「瀧本光です♥』と言った。 「えっ!?」 『(*^^*)(*^^*)』 瀧本光ってあの瀧本光でええんよな?? 「好きです!」 『俺告白されてる感じ?w』 「あははww」 『ユキから色々教えてもらってるから!」 ユキって陽のことだよな? 「それはどういうこと...?」 『雪城陽と付き合ってるってこと』 「ちょちょちょちょ…瀧本さんしー、声デカいです!!」 『じゃあ笹谷ちゃんの家行こ!!』 はっ!? 瀧本光ってこういう人ですか?? 誰か教えてくださ〜〜〜い! 『桃花ちゃんの部屋キレ~』 「本気で来たんですね!」 『お母さんも綺麗な方やな』 「無視せんといて!」 『じゃあ!本題に入りますか!』 「あっ!そういえばなんで私の元へ?」 『ユキのことやねんけど...」 瀧本さんは躊躇いを残しつつ私に陽のことを話してくれた。 『今ユキピリピリしとるやろ!』 「はい!」 『なんでやと思う?』 「私には検討もつかへんから困ってるんです!」『笹谷ちゃん最近安井先生?とあったやろ!』 「会いました!」 『それが気に食わなかったらしいで!』 「どういうことです?」 『たまたま安井先生が笹谷ちゃんのことおんぶしてる所見たんやと!それが嫌やったんやと思う!』「嫉妬っていうことですか!」 『多分な』 私は嬉しくて立ち上がった! でも足に力が入らなかった。 バタ 『笹谷ちゃん!』 「あっ!すみません。」 『大丈夫なん?』 「足が........」 『足がなんや?』 「動かない(泣)」 『笹谷ちゃん泣かんといて!』 なんでこんな時に...。 瀧本さん困ってんじゃん! 「今どきます。」 床を手で押して 支えてくれた瀧本さんから離れた。 『何かの病気?』 「違います!今ちょうど足つって!」 「wwwなんやwww急にうごくからやで!』 「えへへw」 一体私の体では何がおこっているの? 『じゃあそういう事だから!またね笹谷ちゃん』 「あっ!ありがとうございました!」 瀧本さんは帰っていった。 そろそろ本当に病院にでも行こうかな。 でも1人じゃ不安で仕方がない...。 『お前らなんかあったら俺に言えよ!』そうだ!安井先生や! 安井先生に同伴してもらおうかな そろそろ自分に向き合わないと!
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