雪の日の思い出

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 何が起きたのかはわからないけれど、ピカッと光る何かからボクたちを庇って石に変わった。  石になったボクたちの親は、冷たくなっていて動かない。  周囲を見回したら、石になってしまった生き物だらけ。 「みゃー」  鳴き声で助けを求めても、反応はかえってこない。  いつもなら、不安になって鳴き声を発したらそばに来てくれる両親は、おうちの前で石になってしまったまま動かない。
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