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ソル・ティアーズと再会の約束をして、おうちに帰る。
まだ両親が石のままだったらどうしようと、恐る恐る扉を開ければ、慌てた様子の両親と目が合った。
「ニャー」
ただいま。
ぎゅっと抱きしめられて、とても心配をかけてしまったことを察した。
「みゃう」
話したいことがたくさんあるの。
ボクたち、ソル・ティアーズと冒険したんだ。
世界を旅してきたんだよ。
喧嘩をしてしまっていた四季の精霊たちがね、仲直りできたの。
美味しいものも、いっぱいあったの。
リュックにね、お土産がたくさん入っているんだ。
一緒に食べようね。
新しいお友達もできたんだ。
ソル・ティアーズって言う名前でね、ふわふわで、もふもふで、とっても綺麗で、あたたかくてね、太陽の涙から生まれた優しい生き物なんだよ。
(END)
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