雪の日の思い出

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「……みゃう」  お腹がすいてきた。  おうちの中を探して、見つけたごはんをきょうだいたちと分けて食べた。  きょうだいたちと協力して、石になってしまったまま動かない両親をベッドに運んで寝かせたけれど、やっぱりいつまでたっても動かない。  何か原因があるはずだ。  探せば、ボクたちのように、動くことができる生き物が見つかるかもしれない。  ボクたちが食べるごはんを探す必要もある。  だから、きょうだいたちと、おうちの外に行くことにしたんだ。
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