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太陽と雪
ふわふわ、ひらひら、空から降ってきたそれは、白くて不思議な形がくっついたものだった。
ひらひらと舞っていた白いふわふわは、地面や屋根や木に積もっていく。
ときどき、どさり、と落ちてくる。
ふわふわに見える白いものは、いっぱいくっつくと重くなって落ちてくるから危険だと教えられた。
ひらひら、ふわふわした白いのを降らせていた雲が移動して空が青くなると、太陽が顔を出す。
いっぱいくっついた、白いふわふわだったものは、太陽の光でキラキラと輝いて見えるけれど、さわると冷たくて、ふわふわを踏んづけると、固くなって、つるつるとすべる。
白いふわふわだったものは、あたたかくなると、とけて水になった。
空からひらひらと降ってきた白いふわふわは、雪と言うらしい。
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