11人が本棚に入れています
本棚に追加
そんな高嶺の花的存在に
入学早々一目惚れした僕、岸野葵は
半年の片想いを経て川瀬に告白。
「‥‥え」
川瀬は僕の告白に言葉を失い、
いつも川瀬が保つ華やかな笑顔も消えた。
「あ、」
困らせてしまった。
そう察知した僕は、慌てて頭を下げた。
「ごめん、忘れて」
ところが川瀬は小さく首を振りこう言った。
「忘れられる訳がない。俺で良ければ」
「‥‥ホント?」
あの瞬間、確かに川瀬とは心が通じ合った。
そう思っていたのに。
最初のコメントを投稿しよう!