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添付されていたのは生姜焼きの画像。
食欲をそそられる画像に、腹の虫が鳴った。
「あー…腹へった」
こんな旨そうな画像を送られたんじゃ、寄り道なんて出来ない。
仕方なく今日は真っ直ぐに彼女の待つアパートへと車を走らせた。
「おかえりなさい」
癒しの笑顔で迎えてくれた彼女のアイ。
「ん、ただいま」
靴を脱ぎ捨て、部屋へと上がる。
「ご飯、すぐに食べれるよ」
部屋中に広がる甘辛い匂い。
「うまそーな匂いじゃん」
「だから自信作ってLINEしたじゃない」
テーブルの上には、生姜焼きと千切りキャベツが盛られた大皿と、ご飯に味噌汁がセッティングされている。
「ささっ、座って座って」
アイが座るように促してくる。
俺としては、飯も食いたいけど、まず先に仕事でかいた汗を流してスッキリしたい。
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