いつか出逢ったあなたへ。

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「いたたた……。」 挟まれた私はどうにか出ようと自転車を引いたり押したりしていた。 すると着ていたスカートが巻き込まれてしまった。 「うわぁ。まじかー、」 困って周りを見渡すが、前を通り過ぎる人達は見て見ぬふり。 誰も助けてくれない。見てもすぐに視線をずらす。 これが現実だった。 スマホも持っていなかったから誰にも連絡できず諦めかけていた時、ある人が手を差し伸べてくれた。
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