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バス通学である私達は、バスに乗り込んで学校を目指す。
朝のバスはとても優雅におしゃべりなんて出来るもんなんかじゃない。
毎日が満員バスで戦争みたい。
…今日は雨だからさらに人が多い。ていうか経験上一番多いかもしれない。
苦しすぎるっ!あと7駅くらいあるよ!
はっ、と太陽くんを見れば他のお客さんに紛れて私から少し離れたところに行ってしまっていた。
身長が平均より低い私はもう人に埋もれてしまいそうになっている。
この人の多さの中途端に不安になる。
「太陽くんっ、」
小さい声で呼ぶと太陽くんは振り向いて少し驚いた顔をした。太陽くんも私がもっと側に居ると思っていたらしい。
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