愛は、一夜限りの嘘。

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「葵くん」 有無を言わせず唇を吸われ、キスされたと 気づいたのは数秒経ってからだった。 容赦なく抱きしめられ、腕を振り解こうと 抵抗したが、川瀬の力はとても強く、 あっさりベッドに押し倒された。 「由貴、さ、ん!ダメ、離してッ!」 俺の首筋に唇を這わせながら、 ズボンを脱がせようとしている川瀬を最初は 宥めていたが、川瀬がズボンを膝まで下ろしトランクスの真ん中を握ってきた時、 この人は本気だと諦めがついた。
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