愛は、一夜限りの嘘。

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だから最後まで、差し出した。 川瀬に抱かれながら、自分の性的対象は 男性だと確信したし、川瀬のことは 決して嫌いではなかったし、 こうなることは全く後悔はなかったが、 俺は迂闊にも川瀬に恋をしてしまった。 カテキョと教え子という関係が なくなってしまう以上、 自然と会う回数は減るし口実がない。 そもそも友達でもないし、 好きになったとは 口が裂けても川瀬には言えなかった。
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