愛は、一夜限りの嘘。
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川瀬が豹変したのは、 俺が志望校に合格し、卒業式を控えた3月。 その日は親からお礼だと持たされた お菓子の箱を手に、川瀬の家を訪れた。 「葵くん、今うちの親いないんだ。 良かったらゆっくりしていってよ」 「はい」 川瀬の家には、初めて上がった。 2階の廊下を進んだ奥の8畳が、 川瀬の部屋だった。
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