愛は、一夜限りの嘘。

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それからしばらくは川瀬と 川瀬が通う俺が合格したところとは別の 難関高校について話したのを覚えている。 「由貴さん、もうそろそろ」 1時間ほど経ち、帰ろうとベッドから 立ち上がった俺は、ふらつく足元に 戸惑った。 「あ、」 とん、と川瀬の胸の中に収まり、 顔を上げると川瀬の頬は赤く染まっていた。
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