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杏珠を抱いた烏と、羽生の手を引いた煌牙がこちらへと歩いて来る。
子供達に順序をつけたくはないけど、煌牙の成長には、日々感動してしまう。
画用紙とリボンでメダルを作ってくれたのは、来年小学生になる煌希。
烏だけにつける為らしい。
次々と競技が行われる中、烏が走る姿には、圧倒された。
それにお昼ご飯を食べた後、涼が言った。
『煌牙は、今日から黒の豹だからな』と。
涼の言葉を聞いて口角を上げたのは、烏と煌牙。
きっとこれから、大和に涼に拓海、そしてメンツ達は、煌牙の事を黒の豹と呼ぶだろう。
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