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烏が言いたい事を瞬時に理解する煌牙は、凄い。
「リレーは、羽生が1番、烏が2番、武が3番、大和が4番、涼が5番、6番が蝶、俺が最後だ」
羽生が最後になっても、必ず烏が巻き返すだろう。
『楽しんだものが勝ち』
それは美里の口癖。
やっと言葉の意味が分かった様に思う。
『俺も参加する』と言ったのは、忍星。
それに強く頷いた煌希と大牙。
「なら、羽生と次のランナーの中間地点で、忍星がバトンを受け取れ。
煌希と大牙は、蝶と一緒に走れ」
煌牙の言った言葉に『分かった』と返事したのは、忍星と大牙。
煌希は、強く頷いた後、私の傍に来た。
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