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説明を受けてから、煌弥と涼と一緒に地下2階に移動する。 「道場の周りに、背もたれのねぇ椅子を幾つか置く。 ウォーターサーバーもだ。 メンツ等も飲める様に用意しろ」 地下2階を改装する気になったのは、天候が悪い日でも、子供達が遊べるスペースを作りたいのだと思った。 「羽生と杏珠が怪我をしねぇ様に配慮するのも忘れるな」 そう言った後、図面を俺に渡すと煌弥は地下2階から去って行った。 「やはり娘には甘いんだな」 「いや、怪我をすれば玲ちゃんが気に病むからだと思うが」 「あぁね」 「まぁ、煌弥は、何処までも家族想いって事だろう」
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