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大和と涼も含めて、私達家族で片付けをした。 『またやりたい』と言ったのは、忍星。 それ『晴れの日は外だ』と答えたのは、烏。 確かに8階のダイニングキッチン以外で、食事をするのは、良いけど晴れの日なら外が良いと思う。 メンツ達も一緒に食べれるから。 私の傍に来た煌牙が言った。 『誕生日会をする場所に最適だな』と。 美里と一緒に暮らしていた煌牙だから、言える言葉に『任せる。でも手伝うからね』と答えた。 煌牙が弟達と妹達を大切にしている事は分かっている。 楽しくて嬉しい思い出があるからこそ、祝いたいのだと思えた。 だから、私は煌牙の誕生日を祝う会をしよう。 烏に話したらきっと手伝ってくれると思うから……
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