236人が本棚に入れています
本棚に追加
「こうやくん」
「あ''?」
「もうできる?」
「あぁ」
「こうやくん」
「あ"?」
「たまごまきたべたい」
「食いてぇのか?」
「うん」
そんなやり取りを聞きながら、烏の傍に行きしゃがみ込む。
「地下2階にあるのと違うね」
「杏珠の提案を取り入れたからな」
今回の家には中に机と椅子が2個ある。
それは庭付きの家が部屋の中にある感じ。
きっと烏は杏珠だけではなく、羽生の事も考えながら作ったのだと思う。
「れいちゃん、こうやくんがすき?」
突然聞かれ『えっ?』と言葉が出た。
パチン!
音とともに額に痛みが走り『痛ッ!』と言ってから額を摩る。
烏を見ると私を睨んでいるから、意味が分からない。
最初のコメントを投稿しよう!