(11)

5/26
前へ
/578ページ
次へ
数分後、ベッドから出て、ドアノブを右に回してみて、やはり……と思った。 烏が、プライベートルームのドアの鍵を外からロックしていた。 だけど、私がおとなしく待っている訳がない。 バスルームに移動し、浴室に入るとシャワーを浴びる。 取り敢えず、冷静になりたかった。 今、何が起きているのか、私は分かっている。 だからこそ、私が行かないと駄目だ。 そんな事を考えてから、浴室から出て身体を拭くと、クロゼットの所まで移動した私。
/578ページ

最初のコメントを投稿しよう!

236人が本棚に入れています
本棚に追加