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フェンスを何個か越え、塀の所に行くと3メートル以上はある高い塀。
その側には、背の高い木が生えている。
『緑だけは、なくさねぇ』と言う烏の拘りで、木が生えたままの敷地内。
それをよじ登り、塀の高さまで着くと、塀を飛び越えれる様にジャンプした。
空中回転した身体は、上手く地面に着地する。
飛び込み専用プールで、練習しただけはあると思えた。
初めて煌蓮総本部から逃げ出した時の事を思い出し『クスッ』と笑った私は、その場から駆け出す。
だから予想していなかった。
迷子になるとは……
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