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何処に向かうか、なんて考えていない。 ただひたすら、野生の勘を頼りに走る。 今回は、逃げているのではなく、早く三匹の龍を見つける為だ。 その三匹の龍と言うのは、忍星と煌希と大牙の事。 悪戯ばかりする3人の事を、大和と涼と拓海が名付けた。 それからは悪戯すると『三匹の龍』と言う言葉が頻繁に出る。 三匹の龍が消えたと言うのは、多分小学校からだ。 配下のメンツ達も動いているのは、烏の言葉を聞いて分かっている。 1000人以上居る配下のメンツ達は、同じ服を着ている事も知っている。 でも、私が見つけないと駄目な様な気がするから、煌蓮総本部から脱走して来た。
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