(12)

19/42
前へ
/578ページ
次へ
何が大丈夫なのかは分からないけど、煌牙が大丈夫だと言うなら、そうなんだと思う。 なんだか疲れた感じがして寝転んだ。 「から揚げ、ハンバーグ、オムライス、ポテトサラダを作ってやる」 「今夜は煌牙が主役だから、料理は烏が作ると思うよ」 「なら手伝うだけだ」 そんなやり取りをした後、煌牙は仕事部屋から、ダイニングキッチンへと続くドアを開け中に入って行った。 最初に私のお腹から産まれてきた煌牙は、烏の次に頼りになる。 煌牙の前だと、たまに私の方が子供みたいな感じになるけど、それでも良いと思える。 きっと、この先も色々あるだろう。 だけど、脱走するのはもう止めよう。 煌蓮総本部からは……
/578ページ

最初のコメントを投稿しよう!

235人が本棚に入れています
本棚に追加