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「あの親子が分からなくなった」 煌牙に話した後に1階のリビングに入った俺は、涼と拓海にそう言った。 『なんだ、急に?』と言ったのは、涼。 だから、俺は涼と拓海に素直な気持ちを言葉にする。 「此処には、玲ちゃんも居るし、三匹の龍と羽生も杏珠も居る。 何かあってからでは遅いと思うけど、煌弥も煌牙も、防犯ベルの事は気にするなと言う。 その意味が分からない」 俺の言葉を聞いて『確かに』と返事した涼と拓海。 この時点では、煌弥と煌牙の言葉の意味を知る事は出来なかったし、謎だけが残っていった。
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