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飛び込んだ後、私の傍に来た羽生に『ジャンプした時に、両足を抱え込むの』と教えると強く頷き、再び飛び込み台に向かう。 自分が納得出来るまでやるのが羽生。 子供達が飛び込むと『70点』『80点』と点数をつけるのは、烏と私。 そして『100てん』と言う杏珠。 特に点数に意味はない。 杏珠の様に100点ばかりつけるのも違う様に思う。 「からす、およぐ」 学校に行く様になって名前を言わなくなった杏珠は、私の事も『ちょう』と呼ぶ様になっている。 煌牙が根気よく教えてくれからだと思う。
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