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お風呂から上がってからは、子供達の勉強机が置いてある烏の仕事部屋で寛ぐ。
唯一ソファがある烏の仕事部屋が、私達家族が集まる場所にもなっている。
杏珠は3人がけのソファの真ん中に座り、煌牙が買った絵本を読む。
「おおかみさんは、なきました。さみしいよ…」
煌牙が幼い時に持っていた絵本を、煌牙は杏珠と羽生に買っている。
でも、羽生は絵本より知恵の輪を好む。
今も杏珠の隣に座り、黙々と知恵の輪をしている。
私は羽生とは反対側の杏珠の隣に座り絵本を見ていた。
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