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「玲」 私の名前を呼ぶ声が聞こえ、振り返ると烏と貴島忍が居た。 「ご無沙汰しています」 椅子から立ち上がり、貴島忍に頭を下げた私。 「俺は、堅苦しいのは、嫌いだ」  その言葉を聞いて頭を上げる。  「煌牙が此処に来ても、玲は会いたい時に来たら良い。 ただし、他の組のモンも出入りするから、このダイニングになるがな」 貴島忍の言葉に『はい』と答えた。 たわいのない話しをした後、貴島組を後にした。 帰る為に乗り込んだ黒のベンツの運転手は、やはり武。 その事が嬉しいと思う。
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