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南側の塀の近くにある1本の木の下に移動する。 バサッ! バサッ! バサッ!  音をたてて、忍星と煌希と大牙が、両隣の木から、飛び降りてきた。 「会いたい時には、自由に会いに行ける。烏が約束してくれたから」 私は、木の上に向かって、そう言葉をかけた。 大和と涼と拓海を見ると、不思議そうに首を傾げている。 「烏は、約束は守る。それに、嘘もつかない」  再び、木の上に向かって、そう言葉をかけた私。 バサッ!と音と共に、煌牙が下に下りてきた。
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