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杏珠はまだ木の上に居る。 「受け止めてやっから来い」 見上げた烏がそう言うとぴょこっと顔を出した杏珠。 「まさかの黒のウサギかよ」 ウサギ耳のフード付きのパーカーは杏珠の為に羽生が選んだもの。 「こわいとおもう」 「あ''?」 「やんのか?てめぇ」 「下りて来ねぇんだな」 「こうやくん、めんね」 そんなやり取りの中、木に登ったのは忍星。 次に見た時は、杏珠を背負って木から下りてくる。 いつ落ちても良い様に待機しているのは、烏。
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