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暫くして、私の視界に貴島組と書かれた大きな表札が見えた。 その横には大きな門がある。 門の前に黒のベンツが停まると、煌蓮総本部の様に自動で開いた門。 その中に、黒のベンツは入って行く。 敷地内には組員が色んな場所に立っていて、黒のベンツに向けて頭を下げている。 それを気にせずに、黒のベンツは、駐車場スペースで停まった。 後部座席から烏が先に降り、私も降りる。 運転席の方に回った烏が『武も来い』と声をかけた。 烏と武と一緒に向かったのは、屋敷の裏側にあるダイニングキッチン。
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