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すぐに佐山さんは、組員達に煌弥の子供達だと教えている。 それでも逃げ回る三匹の龍と追いかける組員達。 追いかけられると逃げるのは、人間の習性なのかも知れない。 今日は他の組の者は来ない事を俺は知っているから、このままでも良いのでは。と思ったのも確かだ。 そんな事を思っていると、ポケットに入れているスマホがバイブした。 ポケットから取り出し、画面を見ると煌弥からだ。 スマホをタップして耳に当てるとすぐに聞こえてきた言葉。 『羽生と杏珠もだ』 それだけ言って切れた通話。
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