社長秘書に捕まりました

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「おい花江!営業から備品不足の連絡はいってるぞ!さっさと行けよ!」 「ほんと使えねぇな・・・ったく!」 「そんなんじゃいつまでたっても出世できねぇぞ!戻ったら次の仕事があるからな!」 「す、すみませんっ!すぐに行ってきますっ」 今日も人づかい荒いな・・・はぁー疲れた。でも営業課の方に怒られなくてよかった。営業課の方は優しいから、なんだかんだ理由をつけて僕を呼び出しては、上司からのいびり?パワハラ?から助けてくれる。僕もこのA&Bファイナンスに入社した当初は営業課で頑張ってたけど、体調を崩してしまって。自分のペースで仕事ができるようにと今の部署である管理部に異動となった。ここからまた、一から頑張ろうって思ってたけどブラック部署だった。他からみたら他部署のサポートをする部署だが、実質稼働しているのは僕だけ。さっきみたいなパワハラが異動した時から毎日・・・。最初は出世したい僕のことを思っていろいろ経験させてくれていると思っていたけど、これは絶対パワハラだ。お蔭様で出世どころか、僕の健康状態は以前より悪くなっていた。 「戻ったら次は何の仕事がくるんだろ・・・はぁ」 「ん?おーい、花江くん?顔色悪くない?ご飯食べた?」 「佐々木先生、お疲れ様です。ご飯って、もうそんな時間ですか?」 「いやいや、もう14時前だよ?体調も悪そうだし、医務室行くよ。」 「ちょ、大丈夫です。また怒られますからっ」 「そんなんで戻っても仕事にならんでしょ!強制連行ね。」 想像しただけで胃が痛い。溜息をつきつつ足取り重く管理部までの廊下を歩いていると、最近顔見知りになった医務室の佐々木先生にみつかった。営業部の頃からいろいろと健康面に配慮してもらっている。特に最近は医務室へ連行されることも多く、なんなら以前よりもお世話になっている。また軟弱者だの、サボりだのって管理部の上司に怒られるな・・・。 「花江君、上司は相変わらず?」 「そうですね、、、でも、僕も変わらずノロマですから。余計にイライラさせてしまうんでしょう。」 「君は頑張りすぎなくらいしっかりしているよ。でも健康管理はダメだね。顔色も悪いし、、、」 「ははっ、そこも変わらないです。佐々木先生がいるから僕が生きているようなものですね。」 「笑い事じゃないんだけどね、、、、」 「いつもお世話になってます。でも、これ以上休んでいるともれなく残業時間が延長するので、そろそろ戻りますね。」 「残業になるんじゃなくて、時間延長か・・・。はぁ、まぁ、戻れるなら戻るといいよ。戻れるならね?」 「え・・・?ぇ、、ぁ、れ?・・・・」 「はぁ、、、、眠剤使わないと休んでくれないなんて、、、どうしたものか。」 連行された医務室で佐々木先生が出してくれたのはサンドイッチと、胃に優しいハーブティー。僕は先生が出してくれるこのハーブティーがお気に入り。先生は薬だって言うから、これを飲むと凄く落ち着くのもよくわかる。今日も遅めの昼食をとりつつ先生と話していた。そろそろ戻るために立ち上がろうとしたけど頭がふわふわ、、、先生が何か言ってたけど、、、僕には聞きとれなかった。 偶然みかけた花江君の顔色の悪さに思わず、昼食の話から医務室へ強制連行した。これは数日碌なもの食べてないな。何とかして花江君を管理部から異動させたいけど医務室勤めの私にはどうすることもできない。こうして定期的に強制連行しては彼の好きなハーブティーに睡眠薬を混ぜて強制的に休息させることしかできない。とりあえず寝ている間に栄養剤を点滴するか・・・。 「失礼するよ。佐々木いるかい?ちょっとサボらせてもらいますね。」 「神崎、、、、ここはお前がサボる場所じゃないって何度も言ってるだろ。」 「ここは医務室でしょう?体調不良だったら休息が必要。当たり前の事です。」 「お前のどこが体調不良だって?はぁ、、、今はお前に構ってる暇はない。こいつもお前くらい図々しかったらいいのにね。」 「ん?誰か先客かい?」 「客じゃないよ。私が強制連行した体調不良者だ。今やっと休んでくれたところだから、騒ぐな。近づくな、絶対に起こすな。」 「お前がそんなに気にかけるなんて珍しいですね。どんな人か気になります・・・」 「おい!やめろ、、、」 「ちょっと失礼、、、っ、えっ、天使っ?天使ではないですかっ!しかし顔色が悪い、、、、はっ!もしかして佐々木!彼に何をした!?変な薬でも盛ったのか!?」 「はぁ?ちょ、静かにしろ!眠剤で眠ったばっかりなんだよ!黙って向こうに行ってろ!点滴したら行くから!」 「天使!大丈夫なのか!?」 「うるせぇ!」 点滴の準備をしていると、顔なじみのサボり魔が医務室にやってきた。こいつは社長秘書という肩書きのお偉いさん。イケメンでテキパキと仕事をこなしていると思ったら、息抜きと称して堂々とサボりにくる変わった奴だ。花江君の治療をするために追い出そうとするがコイツは構いなし。かと思ったら花江君を覗き見て意味のわからないことを騒ぎ出す始末で邪魔だ。話を聞くとどうやら儚げ美人だの天使だのと語りだした。どうやら花江君に一目惚れした様子。こいつ、、、、人間に興味ないと思っていたが違ったのか。でもこれは使える。花江君を助けるのにこいつは使えると思った私は、悪いと思いつつも花江君の境遇を神崎に話した。お前が惚れた天使が困ってるんだ、頼んだぞ。 今日の私は本当に幸運だ。いつものように佐々木の医務室にサボりに来て見つけた儚げな天使。初めて人を好きになった。佐々木から聞いた話によると、私の天使は管理部で相当なパワハラにあっていて心身共に疲弊している・・・許せません。社内のパワハラに気づかなかったこともですが、私の天使が、、、、、天使の事を認知していなかった私自信も許せません。これは誠心誠意、私の全てをかけて天使を救出しなければなりません。まずは社長への報告と部署異動の許可をとりますかね。 佐々木先生にお世話になってから1週間。 上司からのパワハラはかわらず、今日も社内を一人で走り回って仕事を終わらせ、管理部まで戻って来たんだけど、様子がおかしい。普段は、僕が帰ってきたらまたグダグダ文句を言われるか、理不尽に怒られるか、もしくは帰社しているかなのに、今日は妙に静かだ。先輩たちは僕をみて顔を顰めたかと思ったら、僕のデスクに一枚の紙を叩きつけて帰って行った。「なんなんだ?えっと・・・辞令、下記の者を来月付けで秘書課へ異動とする?花江凪、、、って僕!?え?秘書課ってなんで僕が、、、、」その紙に書かれた内容を読んで僕は驚いたと同時に愕然とした。この管理課で良いことなんてなかったけど、また今から新しい環境で頑張る気力は今の僕にはない。秘書課って、社長秘書の神崎さんしかわからないな。しかも神崎さんも名前を知ってるくらいで関わったことないし、何かテキパキとしてビシッとしてて怖い印象しかないし、またそこでもパワハラがあったらどうしよう・・・。いっそのこと部署異動のタイミングで退職しようかな・・・何か逃げるみたいで嫌だけど、療養ってことで、、、、そう考えると少し気持ちが楽になった気がする。あ、佐々木先生に相談してみよう。 「邪魔しますよ。ちょっと体調不良みたいで。」 「だから!お前のどこが体調不良だってんだよ!サボるなら帰れ。」 「まあまあそう言わずに。そういえば、今日、私の天使に対して秘書課への辞令を出しました。やっと彼が私の近くに来てくれますよ。」 「あれからまだ1週間だぞ、、、早すぎないか?」 「天使のために社長を脅、、、お願いして、そして私の近くにいて欲しいので少し私情を挟んで秘書課へ。」 「怖っ!しかも私情しかない、、、、ま、でも秘書課はパワハラなんてなさそうだし、花江君にも安心、、、なのか?」 「もちろん!天使のことは私が全て、しっかり面倒みます。」 「お前怖いから・・・」 いつものごとく神崎が医務室にサボりに来た。こいつは自分の惚れた天使、、、基、花江君を秘書課に転属させたらしい。恐ろしい奴だが、今回ばかりはこの行動力に感謝だな。あれから花江君を見守っていたらしく(どこにそんな暇があるんだ)、どこが可愛い、あれしたい、これしたいだのと神崎は珍しくずっと話している。どこが体調不良なんだ・・・。ここは医務室だ。そろそろ追い出そうとした時に来客が来た。こんなところに社長秘書がいるとみんな委縮するな、、、とりあえず黙っているように念押しして奥のベッドに押し込んだ。 「あ、あの?佐々木先生、、不在かな?中入っていいかな?」 「ごめんごめんー、どうぞ入って下さ(ガチャ)え!?花江君?ど、どうしたの?」 「あ、えと、、ちょっと報告がありまして・・・」 「(秘書課の転属のことかな?) 花江君が自分からここに来るなんて珍しいから驚いたよ。」 「そうですよね、でも佐々木先生にはお世話になったので伝えておこうと思いまして、、、」 「どうしたの?」 「僕、秘書課に転属する辞令をもらったんです。」 「え?そうなの?やっとあのパワハラ部から解放されるんだね!よかったね!」 「パワハラ部・・・何で僕が関わったこともない秘書課なのか不思議ですが、、、」 「そ、それは、、、でも秘書課はいいところだよ」 「わかってます。でも僕、転属ではなく、ここを退職しようと思っています。」 「「はっ!?」」 「え?」 「あ、いや、、、、あはは、、、いや、そうじゃなくて退職!?どうして?」 「僕、営業に戻るために頑張って耐えてたんですが、よく考えたらこの仕事向いてないのかなって。正直、新しい環境にかわるのが怖くて・・・だったらこのタイミングで退職したほうがいいなって思ったんです。」 「そ、そうなんだ「だめだっ!」、、、あはは、ごめんね。魘されてるみたいで」 「体調不良の方がいらっしゃったんですね。申し訳ありません、、、僕」 「大丈夫だから!それよりも退職は決定なの?もう次が決まっているとか?」 「いえ、、、すぐには次を考えられないといいますか、、、まだ迷っているといいますか、、、、」 「とりあえず秘書課に行ってみたらどうかな?花江君にとっては本当にいい環境だよ!僕が保証する!」 「佐々木先生がそこまで言うなら、、、、でも一回行って無理なら辞めるってそんな中途半端なことダメでしょう。」 「それは「大丈夫です!」、、、、とりあえず、雰囲気みてから考えても遅くないでしょう。」 「そうですよね。せっかくの辞令もありますし失礼ですよね。先生、ありがとうございます!」 「おい!黙ってろって言ったよな?」 「ですが!私の天使ですよ!やっと一緒に仕事ができる環境を整えたのに退職って!心臓が止まるかと思いました。」 「まぁ、、な。でも環境を変えるのが怖いって思う花江君の言い分もわかるだろ?彼は我慢して苦しみすぎたんだ。」 「転属しないなんて、、、、ましてや退職なんて許しません。絶対に転属させます。もし彼が退職を選ぶなら、、、私の家に囲い込むしかないですね」 「お、おい、、、パワハラはやめろよ。犯罪もな。」 サボっている時に医務室に天使が来て驚いた。彼が佐々木に報告があるって言ったからてっきり秘書課に転属することだと思って、カーテンの向こう側で登場する準備をしていた。のに!まさか転属か退職かで迷っているなんて!思わず驚きが声に出てしまったがしかたないですね。佐々木がなんとか説得してくれたけど、まだ迷っているみたいですね。ここまで私を夢中にさせておいて今さら離れるなんて許しませんよ。 「本日から秘書課でお世話になります、花江 凪です。秘書課の事は何もわからずご迷惑をおかけしますが、早く仕事に慣れるよう精進いたします。ご指導ご鞭撻宜しくお願い致します。」 秘書課に転属となり2週間。あれから管理部ではパワハラが一層辛くなったが、何とか耐えて今に至る。秘書課ということでバタバタ、キッチリのイメージで怖かったけど、みなさんとても穏やかで優しそう。特に秘書課トップで社長秘書の神崎さんは特に優しい。社長秘書で忙しいのに僕の指導係になってくれていて、逆になにも出来ない自分が申し訳ない。それでも少しずつ覚えていけばいいと丁寧に教えてもらっている。 「花江君?そろそろ休憩に行きませんか?今日もご一緒にどうでしょうか?」 「あ、、その、まだ、午後の分の書類が把握できていなくて、、、今日はお昼はやめておこうかと思っています。」 「午前中に同行をお願いしすぎて書類確認の時間調整を忘れていました。私の配慮不足ですね。午後は私も一緒ですし、社長の案件なので大丈夫でしょう。さ、休憩に行きますよ。」 「え、、は、はい。」 社長の案件だからこそ重要なのでは!?と思うけど、この2週間で神崎さんと社長は仲が良いことを学んだ。だからこそ僕に社長案件を回してくれているのかな。でも僕は毎回緊張しすぎて、みんな優しいけど失敗して怒られたり幻滅されないかとヒヤヒヤしている。管理部にいた時はパワハラで死にそうだったけど、今はまた違った意味で胃が痛い。神崎さんもこんなに優しいのに、前の部署とは違うのに、、、何で僕は適応できないんだろう。 花江君が僕の部署に来てくれて2週間。仕事はとても一生懸命で頑張りすぎなくらい頑張っていてとても心配です。もちろん凄く可愛くて私の癒しになってくれていますが、彼はなんだか無理している感じがします。それこそもともと痩せていたのにより小さくなったような・・・前部署の件もありますし、いろいろ考えすぎているんでしょう。私ではまだ力不足ですね。ここは佐々木にお願いするしかないですね。 「秘書課はどうですか?慣れましたか?」 「前より全然働きやすいです。みなさんとても優しくて、特に神崎さんはとても丁寧に指導して下さって、いろいろ気づいてサポートしてもらっています。」 「安心しました。言った通りパワハラはなかったでしょ?」 「全然。逆に何も出来ないのが心苦しくて・・・」 「それでまた痩せちゃったんですか?」 「え!?そんなにわかりやすいですか?」 「これでも医務室の医師ですから。食事がはいりませんか?」 「僕がいけないんです。早く慣れないと、早く戦力にならないとって気が焦ってしまって・・・この性格が嫌になります。考えすぎて、結局眠れなくなって、佐々木先生に迷惑をかけることになるんですよね。はぁー」 「花江君は頑張り屋さんですもんね。努力することは悪いことではありません。ペースも人それぞれですし、遅いからと言って神崎さんは幻滅したりしませんよ。それにまだ2週間程度でしょう?よくやれているほうです。後、僕は医師なので迷惑じゃなくて仕事ですから。」 「ありがとうございます。やっぱり僕、この仕事向いてないと思います。こんな気持ちで仕事するなんて秘書課のみなさんに失礼ですね。」 「それは・・・神崎さんには相談したの?」 「できませんよ!!忙しい中で配慮してもらっているのに、体調不良だとか仕事が向いてないなんて、、、そんなことできません。とりあえず試用期間の3ヶ月は全力で頑張ってみます!」 「週に1回は私のところに来ることを条件にします。一緒にお茶に付き合って下さい。」 「佐々木先生、、、ありがとうございます。」 「おい、もう出てきていいぞ。」 「なぜお茶のお誘いなんて、、、お前だけズルいじゃないか!!私の花江君ですよ!」 「でもお前には相談できないってよ。彼の心身のためには俺がここで前みたいに一緒にお茶して、彼に休んでもらうしかないだろう。」 「くそ!天使は3ヶ月と言ってたな・・・辞めるなんて認めない。何より私は3ヶ月なんて待てないな。」 「お、おい、お前何するつもりだよ。」 「彼の心身の健康を守るだけですよ。協力しろ。」 「お願いする態度かよ・・・はぁ。」 やはり天使は頑張り屋さんすぎますね。私は傍に居てくれさえすればそれでいいのに、仕事が彼の心身の不調の原因とは。でも仕事を取り上げると秘書課にいる意味がないとまた悩ませるだろうし・・・。どうしたらいいんでしょうか。 秘書課に転属して2ヶ月。最近は神崎さんも忙しそうで、僕一人でする仕事も少しずつ増えてきた。仕事には慣れてきたはずなのに佐々木先生お手製のハーブティーで何とか保ってるけど自宅ではなかなか眠れない。今日は午前のちょっと重要な案件が無事に終わって、午後は時間に余裕がある。それもこれも神崎さんが僕を心配した結果、「午後は休憩して下さい。」と仕事量を調整してつくってくれた時間だ。ありがたいような申し訳ないような・・・。それでも少し休まないとこのままでは危ないと自覚もあるため、医務室で休憩することにした。数点の書類を持って医務室に向かおうと立ち上がった瞬間、強いめまいと立ち眩みで床に倒れ込む。ここは神崎さんのデスクで、僕は神崎さんの職場の部屋にデスクを用意してもらっている。会議で忙しい今、神崎さんは不在。それでも僕が床に倒れていたら驚かれて、また心配されてしまう。急いで立ち上がろうとするが立ち上がり方を忘れたみたいに体が動かず、、、そのまま僕は倒れこんで意識がなくなった。 「この程度の会議もサクッと捌けない奴が社長なんてふざけてますね。」 「すまない。だが・・・」 「私は早く終わらせて花江君との時間をつくりたいんです。なのにあなたは・・・」 「す、すまない。」 「今の会議で重要案件は終わったので、そうですね・・・3日間程度休暇をくれたら許します。休みといっても出社はしますが、それは花江君のための時間ですので、社長は社内メールで最重要案件のみの連絡でお願いします。」 「わかった。花江君にもよろしく伝えてくれ。」 「嫌です。」 「・・・。」 ここ最近忙しくてあまり花江君との時間がとれなかった。私も仕事が落ち着いたし、確か花江君も今日、重要な案件が終わったはず。今日の午後はゆっくりするように伝えていたし、早く戻って花江君と話したいと思っていたのにこの社長ときたら・・・イライラしつつも3日間の時間をもぎとることに成功した。花江君からは医務室に行くと連絡があったし、今頃佐々木とお茶でもしてますかね?私も一旦荷物を置いたら医務室に向かおうと秘書室に急いだ。 (ガチャッ) 「戻りましっ、は、花江君っ!?ちょ、っ、しっかりして下さい!!、、、っ!とりあえず佐々木のところに」 「ぅ…」 「佐々木っ!!!花江君が!」 「はっ!?どうした!?」 「私が秘書室に戻ったら床で倒れていて、反応がないんだ。」 「とりあえずベッドへ!!大丈夫か?おい、神崎!診察するから出ていけ」 「嫌だ!絶対に離れません。」 「はぁー。じゃあ、点滴準備するからスーツ脱がせてあげてくれ。」 佐々木の診断は重症貧血と過労。最近忙しくてあまり声かけもできなかった私のせいです。花江君の自己犠牲と頑張り屋の性格を甘く見ていたつもりはありませんが、、、はぁ。「やっぱり花江君は秘書課でもまだ厳しいんじゃないか?今後の事も含めてよく話を聞いてあげてくれ」って佐々木に言われてしまった。わかってる。わかっていますが、、、とりあえず自宅に連れ帰って休ませて話はそれからです。 「、、、、ぁ、れ?ここは・・・」 「目が覚めましたか?ここは私の自宅で、勝手ながら連れ帰らせてもらいました。」 「ぇ、ぇ、神崎さん!?、、、っ」 「ほらほら、まだ寝ていて下さい。体調はどうですか?」 「ちょっとクラクラするような、、、でも、だいぶいいです。」 「それは一般的に言うと、調子が悪いんですよ。今回は本当に心臓が止まるかと思いました。」 「すみません、、、ご心配をおかけしました。」 「いえ、花江君が悪いわけではなく、完全に私の落ち度です。気づいてあげられず、、、申し訳ありません。」 「ちょ、ちょっと待って下さい。神崎さんのせいじゃありません!自分自身の管理不足です。以後気を付けます。」 神崎さんの秘書室で倒れ、目覚めたら神崎さんの自宅でプチパニック。倒れた僕を発見してくれて佐々木先生に診せてくれて看病してくれたみたい。凄く悲痛な表情で謝られて僕も申し訳なくて。貧血なんて自己管理不足だ。 目が覚めた花江君は顔色は悪いですが会話はできるようで少し安心した。私のベッドに横になっている彼だが、起き上がるだけでクラクラするらしく、最高の状況なのに1mmも嬉しくありません。彼の事だ。また私に心配かけただとか、早く元気にならないとだとか考えているんでしょう。ここは、この際、私の想いも合わせてしっかり話し合いをしたほうがいいでしょう。 「ごちそうさまでした。少ししか食べられず申し訳ありません。」 「少しずつでいいんですよ。さ、横になって下さい。」 「ここは神崎さんのベッドですので・・・後は自宅に戻って寝ますよ。」 「却下です。今まで眠れなかった人が1人で療養できるとは思えません。」 「で、ですが、プライベートまでお世話になるなんて申し訳ないです。」 「・・・私にとって花江君は“ただの部下”ではありません。」 「へ・・・?どういう、、、」 「(チュッ)・・・こういう意味です。勝手にキスしてすみません。嫌でしたか?」 「へ、え?いや、嫌、、、では、な、いです・・・ぇ、、っと」 「体調不良なのにまた悩ませてしまいますね。つまり、私は、花江君のことが好きなんです。」 「す、好き!?」 「一目惚れです。秘書課によんだのも私情です。指導係になったのも私情です。近くにいてほしかった。幻滅しましたか?」 「そんなことは、、、ただ、驚いたといいますか、ぇっと、、どうしたら、、」 「ふふ、安心しました。まずは気持ちを知って貰えただけで嬉しいです。今から私もことを少しずつ意識してもらえるように頑張ります。」 「僕も真剣に考えます。あ!!そうだ、、あ、あの、、仕事のこと、なんですけど、、、」 「何かありましたか?」 「いや、、あの、、さっき秘書課には神崎さんが呼んでくれたって言われてたので・・・あの、僕、戦力外だって、、、秘書だけじゃなくてこの仕事が向いてないなって自分で思うんです。なので思い切って退職を考、、、「退職なんてしたら、ここに閉じ込めることになりますが、それでも大丈夫ですか?」 「・・・ぇ?」 「私は嫉妬深いようです。花江君が私の知らないところで働くなんて耐えられません。秘書課を離れる、、、ましてや退職なんてしたら私は花江君をここに閉じ込めるしかないでしょう?」 「え、、っと(汗)」 「冗談ではなく本気ですよ。」 「だからこそ怖いんですが・・・」 「それだけ本気ということです。」 「ちょっと混乱して違う意味でクラクラしてきました。」 「今はゆっくり休みましょう。それから、もし次、倒れるような事態が起きたら、その時点で閉じ込めるかもしれないので、より体調に注意して下さいね?」 「え!?まって下さいっ!それは・・・」 「どうしてですか?倒れ込むほど無理しないなんて簡単なことでしょう?」 「そ、そうですね、、、、わかりました・・・」 「ふふふ、楽しみですね。それまでは手を出すのは我慢します。さ、お薬飲んで寝ましょう。今は何もしないでの安心して寝ましょうね。」 「今はって・・・」 神崎さんからの突然の告白には驚いた。体調不良なのか混乱からなのか頭がクラクラする。そういえばファーストキスもあっさり奪われちゃったな、、、神崎さん、僕なんかのどこがいいんだろう。冗談を言ってるようにはみえないし、これはしっかり考えないといけないよね、、、はぁ。しかもベッドに押し込められたかと思ったら後ろから抱きしめられて意味深なこと言われたし。ただでさえ不眠なのにこんな状態で眠れない・・・とか思っていたのに優しく撫でてくれる手が凄く安心できて、、久しぶりにぐっすり眠ってしまった。 体調不良の花江君には申し訳ないと思いますが、私の想いを全て伝えてしまった。思わずキスまでしてしまって一瞬後悔したが、花江君は驚くだけで受け入れてくれたことに安心しました。あんなに遠かった花江君が、今は私のベッドで私の腕の中にいて眠ってくれていることが嬉しい。でもこんなに安心したように熟睡されると複雑です。ともかく、花江君にも宣言したし、後は彼の仕事と体調を注意深くみておきましょう。 神崎さんからの思わぬ告白を受けて2ヶ月程たった。 あれから僕は努めて体調に注意して生活しており、佐々木先生ともお茶会は続いているがお世話にはなっていない。神崎さんは僕のことを凄く気遣ってくれて若干公私混同気味です。神崎さんと一緒にいると何故か落ち着きます。不思議とよく眠れるんですよね~なんて気楽に言ってしまった為、仕事後は神崎さん宅に連行されて一緒に眠る日々が続いています。これってもう同棲だよね。そろそろしっかり答えを出さないと。でもあれから2ヶ月、神崎さんはまだ僕の事を好きでいてくれるのかな、、、。 最近の花江君は仕事にも私にも慣れてきたみたいで、とりあえず退職の方向はなくなったようで安心しました。そして最近は可愛さ増し増しです。深い意味はないと分かっているけれど、花江君に「一緒に寝たい。」と言われた時は((言ってません‼‼))感動しました。毎日毎日自宅に連行しては一緒に食事をして眠る日々。本当に可愛い。もうそろそろ正式な同棲に進めたいし、そろそろ、、、次の段階に進みたいですが。 「さ、そろそろ休みましょうか。」 「え!?もうですか?」 「花江君、無理は禁物ですよ。いつ体調崩すかはわかりませんから。」 「・・・僕が体調崩したら、神崎さんとずっと一緒にいれますか?」 「・・・は?いや、聞き間違いか。、、、ぇ。」 「神崎さん、前に僕に言いましたよね?次に体調崩したら閉じ込めるって。それってずっと一緒ってことですか?」 「花江君、急にどうしたの?あの時は花江君が退職するって、私から離れると思ってそう言いましたが、、、そんなことがなくても私は花江君を離すつもりはありませんよ。逆に嫌がられても離しません。」 「ぐすっ、、、ぅ、、っ、、うぅ、、」 「は、花江君!?気持ち悪かったですか!?怖がらせるつもりは・・・」 「違います、、、僕が、嬉しくて。神崎さんに気持ちを伝えてもらったのに僕は全然気持ちを返せなくて申し訳なくて、、、」 「私はそんなこと一切気にしていません。逆に、そんなに私のことを考えてくれていると知って嬉しいです。」 「絶対神崎さんは僕の事を呆れてるって思っていたので、、、」 「それはあり得ません。私の気持ちはそんな簡単なものじゃありません。逆に少しずつ私に慣れてくれる花江君が可愛くて、でもいつも私の腕の中で眠ってくれて、、、どうしようかと思っていました。」 「よかった、、、あ、あの、遅くなりましたが、、、その、、、ぼ、僕も、神崎さんに惹かれています!好きです!うわっ!」 「(抱き着き)本当ですか!?花江君、ありがとう!」 「く、苦しいですっ」 「そうだよね、苦しいよね、でも嬉しくて離せません。もうこのまま寝ましょう!」 ついに!やっと天使が、、、花江君が私の事を好きだと言ってくれました。もう嬉しすぎて思わず花江君を抱きしめてしまいました。もう今日はこの抱きしめている手をほどくことができそうになく、そのまま寝室へ移動。花江君は苦しそうでしたが諦めてくれたみたいです。 ついに僕の気持ちを伝えてしまった。神崎さんも凄く喜んでくれて、もう少し早くちゃんと気持ちを伝えればよかったと後悔した。今日は両想いになった記念日だ。もう少し先の関係にすすめるために、勇気を出すんだ僕! 「ぁ、あの神崎さ、、いや、ま、誠さん!!うわっ、、っ」 「ちょっと花江君、あまり私を喜ばせない方がいいですよ。私、今は浮かれていて自制できません。」 「自制、、、、っ、しなくていいですっ//」 「は?花江君、自制の意味わかってますよね?」 「さすがにこの状況でわからないほど子どもではないです。でも、、その、、経験はありません。」 「やめてくれー、私はこんな自制できないような状況で君の大切な初めてを貰いたくないんです。こんな場所でなんて、、、ちゃんとセッティングしますから。今日は勘弁して下さい。」 「嫌です!僕は、、僕だって適当な気持ちで言ってないです。僕だっていろいろ考えて覚悟したんです。また次回だなんて、、、っ、、、うっ…やっぱり僕に魅力がないから、、っ」 「ち、違います‼本当は今すぐにでも抱きたいです!ほら!触って下さいっ!」 「ぇ、、あっ、、、//」 「勃ってるでしょ?私だって我慢しているんです。君に魅力がないなんてありえません。でも、こんな私の自宅でなんて、、、絶対にダメです。」 「、、、、っ、僕はここがいいです。ここはたくさん過ごした、僕にとって安心できる場所だから。そして、僕が辛い時に助けてくれた人の部屋だから。お願いします。ここで僕を貰って下さいっ、、ふぅ、っンぅ、ま、っ息が、、、っ」 「んっ、ごめん。やっぱり自制できそうにないです。できるだけ優しくします。でも怖かったらすぐに言って下さい。」 ベッドに押し倒されて驚いたけどやっと神崎さんに伝えらえた。僕としては結構強引だったけど凄く勇気が必要だったけど、でも伝わってよかった。神崎さんの気持ちもわかる。でも僕はどうしても今日、この場所で記念日がつくりたかったから、、、折れてくれてよかった。 まさか、可愛い天使がこんなに小悪魔だったなんて、、、(ここで僕を貰って下さい)だなんて、、私としたことがイきそうでした。凄く勇気を出してくれたんだろう、、、それにこの場所が、私の存在が花江君の支えになっていたことに感動した。もう今日は花江君の全てをいただきます。 「んっ、、ふっ、、っも、いぃ…胸やだぁ、、」 「ふふ、可愛い。このピンク色の飾りも可愛いけど、もっと可愛いところみせてほしいな。」 「ひやぁ、、、そ、こっ」 「わぁ、こっちもピンク色で可愛い。凄く美味しそう。」 「ゃ、みないでっ、あぁ、、、っ、電気、消してくださ、、っい。」 「嫌ですね。君のハジメテは全部覚えておきたいから。しっかりみさせてもらいます。」 「へ、変態、、っ、、ゃ、そんな握らないでっ」 「変態、、、初めて言われました。そうか、私は変態だったんですね、それならもっと凄いことしましょうか、、、ねぇ、凪?」 「へっ?、、ゃ、待って、、だめっ、、だめぇえっ、、、食べないでっ、口、、、ぁ」 「甘くて美味しいよ、きもちいぃ?」 「そ、こで、話さないで、っ」 「ん、おっきくなってきた、、気持ちいみたいでよかった。」 「も、もぅ、口はなし、て、、イっちゃう、か、らぁ」 「そのままイって、、、ほらっ」 「や、吸わないでっ、ゃぁ胸やめてっ、、あぁぁぁ、、ぁんぅ」 「ごくっ、、可愛い!凄く可愛いです」 「はぁ、は、、ぁ、、なんで、のんで、、、」 「美味しかったです。ねぇ、凪君?本当に次に進んでいいですか?もう止められませんよ?」 「大丈夫で、す。神崎さんだから、、、」 「ありがとう凪。でも、違うでしょ?私のことは誠って呼んでね。」 「ま、こと、、さん」 「もう可愛いっ!勘弁して下さいっ」 電気のトーンは落としてくれたけどそれでも明るい部屋で神崎さん、、誠さんに隅々までみられて、食べられて、イかされて恥ずかしい。この先があることは僕もわかってるけど心臓がもたない。でも不思議と怖さは全くない、、ただただ恥ずかしい。 恥ずかしがっている凪君が最高に可愛い。恥ずかしい事言って恥ずかしいことしてあげて凪君が気持ちよくなってくれてると思うと変態冥利につきます。本当はもう少し明るい部屋でしっかりじっくりみたいですが、、、また次回ですね。 「凪君、ココどうですか?気持ち悪くないですか?痛くないですか?」 「ひやぁあぁ!そ、こだめぇ、、」 「そうですか、ココですね。ふふっ、もう3本も食べてますよ。可愛いですね」 「っも、いぃ、い、いから!や、めっ、、言わない、でっ、、あぁぁ、、んぅ」 「イきすぎて辛そうなところが凄く可愛いです!」 「、変態っ、、も、死んじゃ、、ぅからぁ、、はぁ、ふっ、」 「残念、、、でもこれで死にそうなら今から大丈夫ですか?」 「あぅ、、、抜けた、、へ!?ちょ、待って、ちょっと休ませて、、」 「無理ですね、挿れますよ。」 「ま、ぁああぁぁ、ちょ、っ、、んぅ、、、」 「はぁ、、きっ、、、気持ちいいです。」 「お腹苦しっ、、、ふぅ、、ンあぁ、、ちょ、っ大き、くしないでっ」 「苦しいでしょうが、動きますよ。」 「待っ、、まだ、、まこ、とっ!!苦し、ぃから、待って、、」 「勘弁して下さい。私をどうしたいんですかっ、、」 「あぁ、ンん、、ん、、あぁ、ぁ、はぁ、、苦しっ、ンぅ、、んんぅ」 もういいってくらい後ろをみられて、舐められて、解された。恥ずかしいことなのにイきすぎてきつすぎて、、とりあえず一回休憩させてほしかったのに全然待ってくれない。いつもクールで優しい神崎さんがこんなに変態だったなんて、、、でも僕で気持ちよくなってるところは、僕も嬉しい。嬉しくてナカのモノを意識した時に締め付けたみたいで、その後からが凄かった。神崎さんはキスも好きみたいで深くキスしながらも動きを止めないので死ぬかと思った。残り少ない弱々しい力で神崎さんの胸を押して何とか離れてくれたけど息も絶え絶え。これ、僕、決断を早まったかもしれないと初めて自覚した。 可愛い、可愛い、可愛いです。私に跨らせて下から見上げる凪君も最高で、気持ちよすぎて力が入ってなくてくたくたなところも可愛い。腰を回すと悲鳴を上げて喜んで締めつけてくれるし、本当に可愛い。抱きしめてキスしたら、気づかないうちに深くなってて危ないところだった。もう何回迎えたかわからない絶頂で凪君もさすがに気持ちよさよりも疲労感がみえるし、そろそろ終わりたくないけど終わりましょうか。 「誠さ、ん、この態勢怖ぃ、、、僕、、落ちそうっ、んぅ」 「こんなに深くナカに挿いってるし大丈夫だよ。でもさすがに可哀想だから横になろうね。」 「ンあぁ、あ、ぁああぁ、、あ、、とま、、って、ああぁ、、あああああぁ、、うっ、」 「あ!凪君っ!っ、、ごめん、やり過ぎたっ、後は任せて休んで下さい」 トんだ。最後気持ちよすぎてきつすぎてトんだ。でも何度お願いしても休憩してくれなかった神崎さんが悪い。神崎さんどうだったかな、、、、僕は気持ちよくしてもらったけど、途中で意識うしなっちゃったし、神崎さんは不完全燃焼なんじゃないかな。ガッカリしてたらどうしよう。 やってしまいました。夢中になりすぎて初めての凪君に無理をさせてしまいました。最初から自制できない自信はありましたが、、、絶対苦しかったですよね、、、、これで嫌われていたらどうしよう。とりあえずお風呂に入れてゆっくり休ませてあげないと。謝るのはそれからです。 「(――、―――、) っ、ん、、、、」 「凪君、凪君?目が覚めましたか?」 「ぁ、れ、誠さん?どうして床に?」 「全然目覚めなくて心配で心配で、、、ここからずっとみてました。」 「え?僕そんなに?その、、ごめんなさい。」 「いや!いいんです。私が自制できずに無理させたのが悪いんです。どうか嫌わないで下さい、、、。」 「嫌うだなんてっ、そんなことありえません。逆に僕、途中で気を失っちゃって、、迷惑かけたし、、、誠さん不完全燃焼だったでしょ?ちゃんとできなくてごめんなさい。」 「何言ってるんですか!気持ちを伝えてもらって初めてを許してもらって、不完全燃焼なんてありえません。私は君に変態と言われるくらいには満たされたよ。」 「あ、、、だってあれは、、、」 「いいんです。私は君の、、、凪君の前では変態路線で行くことにしました。」 「いや、そんな路線はいいです。今までのクールで優しい誠さんが僕は好きです。」 「それも含めて私です。でもよかったです。本当に凪君に嫌われたと思いましたから、、、これから一緒に暮らしますし、嫌われたままだとツラいです。」 「嫌ってないですから、、、ん?一緒に暮らす?僕がここにですか?」 「え?そうですよ?今までも毎日ここで一緒に寝ていましたし、今日は幸せな記念日で幸せな時間を過ごしましたし、もう同棲ですよね?ね?」 「そ、そうです、、かね。」 「楽しみです。もっと私に慣れて下さいね。私も凪君に気持ちよくなってもらうために、凪君のこともっと知りたいです。」 「え、、っと、、、お手柔らかに、、お願いします。」 それからの着々と、、、まるで準備していたかのように引っ越しが完了して、あっという間に同棲スタート。他人と一緒だしもっと、こう緊張するのかなーとか思っていたけど今までと何も変わらない。誠さんは職場と家との公私混同が悪化して、スキンシップが多くなった。特に夜が大変で、変態誠さんが降臨するともう大変。でも誠さんのおかげで幸せです。 やっと!やっと同棲にこぎ着けました。ちょっと順番は間違いましたが、やっと天使が私のものになりました。佐々木にもきちんと報告してきちんと呆れらえた。でも凪君が楽しそうってことで納得したみたい。職場でも自宅でも凪君と一緒にいるからか、ずっと触っていないと落ち着かなくなってしまって、、、、公私混同だって凪君に怒られたり。そこは夜にきちんとカバーして、より凪君のことをたくさん知って大好きになりました。出会った頃は死んじゃうんじゃないかって思っていましたが、本当にみつけることが出来て、、、出会えてよかった。 「誠さん、大好きです。これからもずっと宜しくお願いします。」 「凪君、、それは私のセリフです。凪君、、、凪、愛しています。これからもずっと。」 「/////ぼ、僕もです!」 「2人で幸せになりましょうね。」
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